私の会社は、クアラルンプールのBukit Bintang(ブキビンタン)というところにあります。今年に入ってからローカルのスタッフも採用し、少しずつですが会社らしくなってきました。
 
最近、マレーシア人のスタッフにマレー語を教えてもらいながら、こちらも日本語を教えてあげるというチャットクラスみたいなことをやっています。場所はKLCC(ツインタワーがあるところです)のスターバックスで、毎回チャットクラス前にスタバの無料wifiを利用して調べ物などしてます。
 
余談ですが、マレーシアはFree wifiのカフェ(無料でwifiを利用して自分の携帯・パソコン・タブレット等でインターネットが使えるカフェ)が多く、どこにいても快適です。日本は契約していないと使えなかったり、登録が必要だったりしますが、こちらは何も面倒な手続きはありません。びっくりするくらい汚い町のレストランや喫茶店でも壁にID・PASSが貼ってあり、簡単にインターネットができてしまうのです。最近マレーシアで起業を考えている日本人やIT企業の方とよくお会いしますが、皆さん最初はオフィスレスで街のカフェにPCを持ち込んで仕事をすることを考えてるようです。


今日もチャットクラスがありましたが、いつも混んでいるKLCCのショッピングモールはガラガラ。
実はマレーシアでは今日から断食が始まり、マレー系のマレーシア人は約1ヶ月間、日の出から日の入りまで食べ物・飲み物を口にしません。(妊婦さんや生理中の女性は期間中に断食する必要はありません)

日中からだを動かすとお腹が減ってしまうので、お休みの日はできる限り家にいる人が多いみたいです。当然ですが、スタバにはムスリムの人(イスラム教徒)はほとんどいませんでした。ただ、友人のムスリムに聞きましたが、人のいないところで隠れて水分補給をする人は結構いるみたいです(笑)


最近、現地人の部下や友達ができ、少しずつですが彼らの文化や風習、考え方が分かってきて本当に面白いです。

特にいろいろな人に話しを聞いて面白いのは、マレーシア人が外国人に対して抱いている感情。私は日本人なので、特に日本人に対してどう思っているかを聞くと興味深い話がたくさん出てきます。こちらに来ている日本人として勝手に思っているのは「多くのマレーシア人は親日感情を持っている」ということです。

先日、こちらのベンチャーキャピタルや投資銀行等の現地企業と打ち合わせをしたのですが、なんと複数の担当者の方の兄弟が日本に留学をしていました。留学先を選ぶ際、自分達が嫌いな国には行かないと思いますので、やはり日本に対するイメージはいいのだと思います。

また、先日シャーラムという地域で開催された盆踊り大会では、マレーシア人を中心に約4万人が集っていました。

↓盆踊り大会に来ていた浴衣を着た現地の女性

bonodori


「マレーシア人はなぜ親日なのか」

これは様々なところで議論されていますが、実際にマレーシアに来て日々現地人と話をしていて自分なりに理由が何なのかわかってきました。

【 マレーシア人が親日な理由その1 】 
第二次世界大戦時日本はマレーシアを占領し、今までイギリスの植民地下で、ある意味のんびりと守られてきたマレーシア人に対して、日本流の厳しい教育の提供・勤勉を求める仕事の仕方を持ち込み、マレーシア人の意識変化のきっかけを作る。その後日本は戦争に負けマレーシアは再びイギリスの植民地になるが、マレー作戦により絶対的存在だったイギリス軍が負けたことも影響し国内で独立を求める声が高まり最終的に独立。独立のきっかけは日本の占領であったと考えるマレーシア人が多い
(戦争を経験した複数の現地人談。ただし当然の話だが一部の現地人は今でも強い憎しみを持っている人も)

【 マレーシア人が親日な理由その2 】 
元首相のマハティールが、首相就任前に共に働いてきた三井物産元常務の故鈴木一正氏の日本人としての考え方・働き方を見て感銘を受け「ルック・イースト・ポリシー(東方政策)」を掲げ、22年もの間その方針で国を変革してきており、国民にも “お手本としての日本” という考えが根付いている

【 マレーシア人が親日な理由その3 】 
若い世代を中心に、マンガやアニメなど日本独自のコンテンツの人気がいまだに強く、日本という国に対し親しみを感じている


今のところ日本人だからビジネスで苦労したということはありません。むしろ日本の話題がアイスブレイクになり商談がスムーズに進むことのほうが多いです。

少し長くなりましたが、久々にこのブログで医療・介護・高齢化・IT以外のテーマでブログを書きました。

ちょっと私のブログの題名とはかけ離れてると思われるかもしれませんが、マレーシアで医療や介護のテーマでビジネスをする上で、この国の文化・風習や国民の考え方を深く理解することはとても重要なことだと考えています。

私はマレーシアが大好きです。 気候、食べ物、人、緩やかな経済成長、様々なものが完成されていないところも含め全部好きです。好きなので興味がありこちらでの活動は全く苦になりませんので、今後もアンテナをはってできる限りマレーシアの全てを把握・理解しできるようにしていきたいと思います。


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