ここマレーシアではデング熱感染は珍しくはありませんが、海外で感染し日本に帰国後に発症するというケースが増えてきています。注意が必要ですね。ちなみに潜伏期間は2-14日(多くは3-7日)ですので発症までにタイムラグが生じるわけです.....
蚊が媒介する感染症のデング熱に海外で感染して日本で発症した患者報告数が、1999年の調査開始以来最多となった前年を上回るペースで増えていることが、国立感染症研究所がまとめた患者報告で分かった。前年同期の約1.5倍となっており、患者が報告された自治体は警戒を強めている。
同研究所によると、今年の患者報告数(4月24日時点)は、昨年の同期より38人多い109人。都道府県別では東京が31人で最多。以下は神奈川(10人)、大阪(9人)、千葉(8人)、広島(6人)、埼玉と愛知(共に5人)、兵庫(4人)などの順だった。
ウイルスを媒介する蚊が本格的に発生するシーズンを前に、注意を呼び掛ける自治体も出てた。2014年に国内感染が相次いだ際、県内在住者から患者が出た埼玉県は今月9日、初めて自治体だけではなく民間施設にも参加を呼びかけ、公園などの蚊の発生しやすい施設の管理者らを対象にした「媒介蚊対策研修会」を実施した。
東京都も先月18日から、イベントなどが開かれる代々木公園や上野恩賜公園、日比谷公園など9施設で蚊の捕獲やウイルス検査を行う「重点サーベイランス」を始めた。18日から22日にかけて実施した成虫と幼虫のサーベイランスの感染症病原体の遺伝子検査は陰性だったという。
来月からは都内全域の16施設でも、昨年度と同じように調査を行う方針。今年度からは、中南米で流行しているジカ熱のウイルス検査も行うとしている。