「ビジネス医療サービス」

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先日、お隣のタイのバンコク病院でコーディネーターをされているN氏と会食いたしました。おそらく、皆さんご存知かと思いますが、バンコク病院はタイで最大の病院グループであるBangkok Dusit Medicalservicesの拠点病院です。私も二度ほど視察に行ったことがあります...78年前のこととですが。


 


第一印象は、ここ病院なの?マレーシアはもちろん、日本でも見たことのないような病院。今では、日本でもコンビニやスターバックスなどが病院の一角に見受けられることがありますが、明るく、広く、ゆったり、落ち着ける...
ホテル?と勘違いするような佇まいの「病院」です。


 

バンコク病院を中心に富裕層向けに高度な医療を提供し、積極的なM&Aで業容を拡大し、1991年にはタイ証券取引所に株式を上場。東南アジアを代表する企業のひとつになっています。


 

タイの民間航空会社バンコクエアウェイズは昨年タイ証券取引所(SET)に上場しましたね。創業者のプラサートーンオーソト家はBangkok Dusit Medicalservicesの筆頭株主です。つまり、複数の病院(バンコク病院、サミティヴェート病院、BNH病院、パヤタイ病院)エアラインを所有する巨大企業ということになります。


 

日本の病院グループとは根本的な仕組みもことなりますが、やはりスケールが違いますね。大きな違いは、「ビジネス医療サービス」というスタンスを徹底していることです。


 

われわれ日本人に、この概念はなじみがないので理解しにくいかと思いますが、簡単にいえば、主役は誰か?ホテルやデパートなどの顧客サービスに近いものです。日本でも少しずつこの概念が広まりつつありますが、思い切った変革はまだまだ難しいように思えます。


 

 

サミティヴェート病院もBangkok Dusit Medicalservicesの傘下で、ホテルなみのサービスを提供しています。駐在員やその家族など多くの日本人が利用しています。年間約60万人の患者のうち4割が外国人で、日本人はその半分で全体の2割です。およそ300人の日本人患者が連日来院するようです。


 

バンコク病院では日本の医療機関とも積極的に連携を行い、日本での受け入れ病院の確保も常に行っているようです。メディカルツーリズムの足がかりにもなりますね。

 




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