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よく耳にする「平熱」とはいったい何度かご存じでしょうか?


実は、37度を越えると熱があるとしたこともありますが、これらは検温時間を十分に取らなかった頃の話で、現在では、372分くらいまでの人はたくさんいます。また、人によって非常に差があります。375分をいつも越えるようなときには、熱があると考えた方がいいでしょう...

平常の体温が365分の人が373分であれば、やはり熱があることになります。病気でないときのその人の平熱を測っておくことが大切で、この平熱に比べて高いというときに、熱があるということになります。

では、微熱とは?...

微熱とは38度以下の発熱をいいます。これは、一日だけでは意味がなく、10日から2週間以上続いて起こったもののみを微熱として取り扱います。多くの場合は、多少とも自覚症があって、熱の出ているあいだはだるいとか、ほてるという感じがあるものです。体温の程度からいえば、微熱と同じくらいであっても、熱ということと少し違うものもあります。
小児で厚着したようなときに体温が上がるのはこれに当たります。
図1









体温の変化と発熱について...


前兆期:
細菌、ウイルス、カビなどが体に侵入すると、白血球が発見して攻撃を開始するとともに、進入者の種類や強さといった情報を脳に伝達します。
脳は進入者に勝つパワーを免疫細胞に与えるため、発熱の指令を出す物質(プロスタグランジン)を作り出します。それをキャッチした脳の温熱中枢が、体温の設定温度を高温にセットします。
このとき、体温はまだ平熱ですが、高温にセットされた設定温度に早く近づこうと、熱放出をストップして、エネルギーを熱に変換させるため、悪寒や震えといった症状が出ます。

上昇期:温熱中枢の指令にしたがって、体温を設定温度まで上げている過程です。発熱にパワーを集中させるため、身体の機能が20%低下。そのため、頭痛やだるさを感じ、頭がボーッとした状態になります。

ピーク期:温熱中枢の設定温度と、実際の体温が一致した状態。免疫細胞が活発に活動し、進入者を攻撃します。

下降期:免疫細胞の働きによって侵入者の排除に成功すると、温熱中枢は設定温度を平熱にセットし直します。身体の各機能もその設定にしたがい、体温を下げる働きの開始です。
発汗は、熱を下げるもっとも有効な方法です。
汗をかき始めたら、熱が下がり始めたサインと考えられます。
その後、体温は平熱に戻り、発汗も止まります。



こどもで熱産生が増加し発熱する原因は何なのでしょうか?

実は、小児に見られる発熱の90%は病原体(細菌やウイルス)の感染によるものがほとんどです(がんなどの悪性腫瘍や慢性炎症性の病気などの例外もありますが)。


お子さんがお熱をだしたら “何で熱が出たんだろう?” 心配になります。でもお熱の原因のほとんどは感染ですので、感染に伴う症状(いわゆる風邪症状)を確認しましょう。

ノドは赤くないかな?痛くないかな?(多くの病原体は先ずノドに感染しここで増殖します) を見てください。鼻水は?くしゃみは?咳は?

解熱剤(熱さまし)の作用...

ほとんど全ての解熱剤は、発熱の指令を出す物質(プロスタグランジン)を抑制することによって発熱のセットポイントを下げます。


解熱剤(熱さまし)の種類...


たくさんある解熱剤。この中で、感染症のときに、こどもに使って良いと安全性が証明されている解熱剤は2種類しかありません。

『アセトアミノフェン』と『イブプロフェン』です。これは、国際的にも共通の認識が得られています。剤型は、坐薬でも粉でもシロップでも効きかたに変わりはありません。全く同じお薬です。

ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸、インドメサシン、アスピリンなどは、みずぼうそうやインフルエンザ感染のとき脳炎や脳症を引き起こす原因のひとつであること、安全性が保障されないことから、こどもへの使用はむしろ禁忌です!

解熱剤(熱さまし)の使い方...

発熱は生体を守る大切な防御反応です。ですから、解熱剤は熱があるからとむやみやたらに使用してはいけないわけです。

では、どのような時に解熱剤(熱さまし)を使うのでしょうか?... 

解熱剤は発熱の原因である感染を治すお薬ではありません。
目安として、38.5℃以上あって、しかも水分が摂れなかったり眠れなかったりと消耗している時に使うのがよいでしょう。進入者とカラダの戦いを一時的に休戦させる協定みたいなものです。


解熱剤(熱さまし)の使用頻度は...

1度使ったら最低6時間以上はあけてください。どんなにつらそうでも1日3回までとするのがよいでしょう。何度も立て続けに使用することは、解熱剤の副作用が心配です。それよりも何よりも、そんなに使わなければならないくらい調子悪そうだったら、お医者さんへの受診をおすすめします。

発熱による脱水に注意してください...

こどもは体重に占める水分量が多く、細胞の周りの水分が多い(移動しやすいため、失われやすい)のが特徴です。感染症に罹患することが多いため、発熱、嘔吐、下痢といった脱水症につながる状態になりやすいです。

嘔吐、下痢の回数や内容、尿の回数や量(おむつの濡れ方)、熱の経過、目が落ちくぼむ、口・舌の乾燥、皮膚の乾燥などが主な症状です。


水分補給が重要...

少量を回数多く飲ませることです。もし、お子さんが吐いたとしても、ティースプーンなどを使い、少しずつ根気よく続けましょう。お茶やアイソトニック飲料などが良いですね。
マレーシアではミロをすすめるドクターもいらっしゃいますが......milo



お茶やアイソトニック飲料などを最初は5cc(ティースプーン1)から始めて、これを15分おきに飲ませてください。

ただし、あまり嫌がる場合は、無理強いはしないでください。一度にたくさん飲ませてはいけません。たくさん飲むと吐いてしまい、かえって状態が悪くなることがあります。

母乳(ミルク)栄養児の場合は、母乳(ミルク)を少しずつ、何度も与えてください。
その場合、無理に経口補水液に変更する必要はありません。



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