マレーシア保健省は、ネッタイシマカのウイルス媒介で発祥するジカ熱がマレーシアでパンデミック(爆発的な感染)が起きる可能性があるとして警告を発しました。

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これは、マレーシア保険省の調査によると、去年感染が多数報告されたデング熱は収束状態となっているものの、一方でマレーシアには多数のネッタイシマカ(ジカウィルスに感染した蚊)が生息する事から注意を呼びかけています。

死に直結するような病気ではありませんが、感染した妊婦が生んだ新生児に障害を持つ恐れがあるのです。現在、ブラジルではすでに数千もの障害を持つ新生児の誕生が確認されており、アジアではタイでも台湾の男性が発祥した事が確認されています。

それではジカ熱とはどのような病気でどのような対策が必要なのかを具体的にご説明いたします。感染経路についてはジカウィルスを持った蚊(主にネッタイシマカ)が媒介者となり感染することが判明しております。症状としては比較的軽いため自身が感染していることに気づきにくいのです。微熱、頭痛、関節痛、皮疹、眼球結膜充血という症状が出た場合には医療機関への受診をお勧めします。

しかし、問題は前述の感染した妊婦が産んだ新生児への影響が大きいことです。今回ブラジルでは小頭症はジカウィルスに因果関係があると発表しております。小頭症とは本来乳幼児期から学童時期にかけて脳が急速に発達するため、これに伴い頭囲も伸びるはずがなんらかの原因で脳の発育が遅れるあるいは停止することで頭囲が小さいままになってしまい脳に重篤な障害が残ってしまうという大変恐ろしい病気です。

小頭症の症状によっては外科的処置を行いますが根本的な治療法はないのが現状です。ジカ熱の予防方法は蚊に関する他の感染症(デング熱等)と同じになります。 「流行エリアに行かない」、「蚊にさされやすい時間帯の外での活動を避ける」、「刺されないよう備えをする」ことが重要です(虫除け剤、長袖、蚊帳の準備等)。

また、蚊の発生を防ぐことも需要です。池や水たまりをはじめ、屋外の植木鉢の皿や側溝、古タイヤ、空き缶などに少量の水が溜まっているだけでも蚊が発生しますので、不要な水たまりをなくす、空き缶やペットボトルを放置しないといった対策も必要です。感染したヒトと同じ場所にいたりしても他のヒト直接病気がうつることはありません。

血液や体液での感染が疑われる例が数例報告されています。 ジカ熱に対しての予防ワクチンはありませんが現在WHO(世界保険機構)の研究グループがワクチンの開発に着手していますが実用化には数年かかる見込みです。ジカ熱の流行している地域では他の感染症のリスクもあるため、他のワクチン接種を含め医療機関への相談もしくは受診をお勧めいたします。

http://www.thestar.com.my/news/nation/2016/01/29/health-department-malaysia-vulnerable-to-spread-of-zika-virus/


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